誘電性改質充填流体を有する工業用圧力センサ
专利摘要:
工業用プロセストランスミッタ12用の容量型圧力センサ30は、ハウジング(62Aおよび62B)、センサダイアフラム58、電極(60Aまたは60B)、および充填流体を備える。ハウジング(62Aおよび62B)は、内部空洞78、およびハウジング(62Aおよび62B)の外側から内部空洞78まで延びる通路を含む。センサダイアフラム58は、内部空洞78内において、電極(60Aまたは60B)と対向して配置される。充填流体は、電極(60Aまたは60B)とセンサダイアフラム58との間におけるキャパシタンスを調節するために、通路からの圧力をセンサダイアフラム58に伝達するように内部空洞78を占有する。充填流体は、約3.5よりも高い誘電率を有する。種々の実施形態では、圧力センサ30は、約3.175センチメートル(〜1.25インチ)よりも短い直径を有し、電極(60Aまたは60B)は、約1センチメートル(〜0.4インチ)よりも短い直径を有し、圧力センサ30は、約5〜約10ピコファラッドのキャパシタンスを有し、充填流体は、液体添加物を有する油圧作動油を含んで構成される。なし 公开号:JP2011516858A 申请号:JP2011502986 申请日:2009-04-02 公开日:2011-05-26 发明作者:デイビッド;エイ ブローデン 申请人:ローズマウント インコーポレイテッド; IPC主号:G01L9-12
专利说明:
[0001] 本発明は、工業用プロセス制御システムに使用されるプロセス計器に一般的に関する。より詳細には、本発明は、圧力トランスミッタに使用される容量型圧力センサに関する。] 背景技術 [0002] プロセス計器は、工業用プロセスに使用されるプロセス流体圧力、温度、流量および水面等のプロセスパラメータを監視するのに使用される。例えば、プロセストランスミッタは、種々の生産ラインにおける種々のプロセスパラメータを監視するために、複数の場所における工業用の製造工場において一般的に使用される。プロセストランスミッタは、プロセスパラメータにおける物理的変化に応答して電気出力を生成するセンサを含む。例えば、圧力トランスミッタは、送水管、薬品タンク、または類似物等の、プロセス流体の圧力の関数としての、電気出力を生成する容量型圧力センサを含む。各プロセストランスミッタはまた、トランスミッタおよびプロセスパラメータが局所的または遠隔的に監視されるように、センサの電気出力を受信および処理するトランスミッタ電子機器を含む。局所的に監視されるトランスミッタは、プロセストランスミッタの現場における電気出力を表示するLCD画面のようなディスプレイを含む。遠隔的に監視されるトランスミッタは、制御ループまたはネットワークを通じて、制御室のような中央監視場所に電気出力を送る電子機器を含む。自動スイッチ、バルブ、ポンプ、および制御ループにおける他の類似の構成要素を含むように構成されることによって、プロセスパラメータは制御室から制御され得る。] [0003] 圧力トランスミッタに使用される一般的な容量型圧力センサは、柔軟性を有するセンサダイアフラムを一般的に備える、固定された電極板および調節可能な電極板を含む。センサダイアフラムは、プロセス流体圧力をセンサに伝える簡単な油圧システムを通じてプロセス流体と接続される。油圧システムは、センサダイアフラムが第1の端部に配置され、プロセス流体に係合するように、柔軟性を有する隔離ダイアフラムが第2の端部に配置されるシールされた通路を備える。シールされた通路は、プロセス流体が隔離ダイアフラムに影響を与えるように、センサダイアフラムの位置を調節する正確な量の油圧作動油に充填される。プロセス流体圧力の変化がセンサダイアフラムの位置を変化させるときに、圧力センサのキャパシタンスの変動が引き起こされる。圧力センサによる電気出力はキャパシタンスに関連するため、プロセス流体圧力の変化に比例して電気出力は変化する。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 圧力センサのキャパシタンスは、主に3つの要因により制御される。それらは、電極板の表面積、電極板間の距離、および電極板間における通常は充填流体である材料の誘電率の大きさである。より多くの用途に使用されるように、圧力センサを出来る限り小さく製造することが通常は望まれる。電極間の間隔についての下限値は、コンデンサが適切に機能する能力によって制限される。電極板の表面積についての下限値は、トランスミッタ電子機器と適合性がある最小強度の信号を生成する圧力センサの必要性によって決定される。電極板間における材料の誘電率は、油圧システムと適合性のある充填流体の種類によって制限される。これらの設計制約に基づいて、容量型圧力センサに一般的に使用される電極板の最小直径は、概して約0.4インチ(〜1センチメートル)またはそれ以上であり、それ故、圧力センサは、約1.25インチ(〜3.175センチメートル)の直径に制限されてきた。さらに、従来の製造プロセスは、所望の精度を達成するために極端に低い許容誤差が要求されるより小さい容量型圧力センサを製造できなかった。それ故、改善されたキャパシタンスを有するより小さい容量型圧力センサが要求される。] 課題を解決するための手段 [0005] 本発明は、工業用プロセストランスミッタに使用される容量型圧力センサに一般的に関する。圧力センサは、ハウジング、センサダイアフラム、電極、および充填流体を備える。ハウジングは、ハウジング内に形成された内部空洞、およびハウジングの外側から内部空洞まで延びる通路を含む。センサダイアフラムは内部空洞内に配置される。電極は、内部空洞内においてセンサダイアフラムに対向して配置される。充填流体は、電極とセンサダイアフラムとの間におけるキャパシタンスを調節するために、通路からの圧力をセンサダイアフラムに伝達するように内部空洞を占有する。充填流体は、約3.5よりも高い誘電率を有する。別の実施形態では、圧力センサが、約3.175センチメートル(〜1.25インチ)よりも短い直径を有し、電極が、約1センチメートル(〜0.4インチ)よりも短い直径を有する。さらに別の実施形態では、圧力センサは、約5〜約10ピコファラッドのキャパシタンスを有する。さらに別の実施形態では、充填流体が、イソプロピルアルコール、アセトン、エチレングリコール、およびグリセリン等の液体添加物を有する油圧作動油から成る。] 図面の簡単な説明 [0006] 図1は、本発明における容量型圧力センサを有する圧力トランスミッタを含むプロセス制御システムを示す図である。 図2は、差圧測定のために構成された容量型圧力センサを含む図1の圧力トランスミッタの概略側面図である。 図3は、図2の圧力トランスミッタ内に使用される差圧モジュールを示す斜視図である。] 図1 図2 図3 実施例 [0007] 図1に、圧力トランスミッタ12と、制御室14と、遠隔シールシステム15と、プロセス容器16とを含むプロセス制御システム10を示す。圧力トランスミッタ12は、プロセス容器16に収容されたプロセス流体18の圧力レベルを、遠隔シールシステム15を通じて感知し、次に、制御ループ22を通じて制御室14に圧力信号を中継する。また、制御室14は、制御ループ22上で電源24からトランスミッタ12に電力を供給する。また、制御ループ22は、プロセス流体18のプロセスパラメータを監視および調節することができるように、通信システム26が制御室14からトランスミッタ12にデータを送信し、トランスミッタ12からデータを受信することを可能にする。種々の実施形態では、制御ループ22および通信システム26は、FOUNDATION(商標)Fieldbus等のデジタル通信プロトコル、または4〜20mAのHART(登録商標)システム等のアナログ通信プロトコルにおいて作動する。圧力トランスミッタ12は、トランスミッタ回路28およびセンサ30を含む。トランスミッタ回路28は、制御ループ22を通じて圧力センサ30によって生成される電気信号を、制御室14もしくはLCD画面のようなローカルディスプレイまたは両方に送信する構成要素を含む。センサ30およびトランスミッタ12から受信したデータに基づいて、制御室14は、制御ループ22または別の制御ループのいずれかを通じてプロセスパラメータを調節できる。例えば、制御室14は、適切なバルブを調節することによって、容器16へのプロセス流体18の流量を調節できる。] 図1 [0008] センサ30は、遠隔シール隔離ダイアフラム32Aおよび32B、毛細管34Aおよび34B、並びに遠隔シール36Aおよび36Bを含む遠隔シールシステム15、並びに油圧隔離チューブ38Aおよび38Bを通じてプロセス流体18と油圧的に接続されている。隔離チューブ38Aおよび38Bは、それらの第1の端部におけるトランスミッタ12の隔離ダイアフラムと、それらの第2の端部におけるセンサ30とを接続する通路を備える。油圧隔離チューブ38Aおよび38Bには第1の充填流体が供給される。毛細管34Aおよび34Bは、トランスミッタ隔離ダイアフラムから容器16における遠隔シール36Aおよび36Bのダイアフラム32Aおよび32Bまで延び、そこで、ダイアフラム32Aおよび32Bがプロセス流体18に接触する。毛細管34Aおよび34Bは、第2の充填作動油により満たされる。第1の油圧作動油が、プロセス流体18の圧力を隔離チューブ38Aおよび38Bを通じてトランスミッタ12からセンサ30に伝達し、一方第2の油圧作動油は、プロセス流体18の圧力を容器16からトランスミッタ12に伝達する。また、第1の充填流体の組成は、圧力センサ30の性能に影響を与える。具体的に、センサ30は、センサを構成するコンデンサの誘電体を備えるように、第1の充填流体が流れ込む容量型圧力センサを備える。本発明によると、第1の充填流体は、一般的な業界標準の油圧充填流体を有する圧力センサと比較して、圧力センサのキャパシタンスを増加することができ、かつ圧力センサのサイズを低減することができるような誘電率を有する材料から成る。] [0009] 図2は、2.2よりも実質的に高い誘電率の充填流体を有する差圧センサを備える容量型圧力センサ30を含む、本発明の一実施形態を含む圧力トランスミッタ12を示す。プロセストランスミッタ12は、トランスミッタ回路28、センサ30、油圧隔離チューブ38Aおよび38B、ハウジング40、モジュール42、基部44、並びにLCD45を含む。センサ30は、油圧隔離チューブ38Aおよび38Bにおける充填流体A、並びに遠隔シールシステム15の毛細管34Aおよび34Bにおける充填流体Bを通じてプロセス流体18(図1)の圧力の物理的変化を感知する。センサ30は、ケーブル46を通じてトランスミッタ回路28と電子的に通信する。回路28は、センサ30の出力を制御ループ22と適合性のあるフォーマットに調節する。これによって出力は、接続されたLCD45における局所的監視のために電子機器28に、または制御ループ22を通じて制御室14(図1)に中継される。他の実施形態では、トランスミッタ回路28は、無線ネットワーク上で通信する。さらに他の実施形態では、調節されたセンサ30の出力は、圧力トランスミッタ12に有線または無線により連結された手持ち式デバイスによって読取可能である。] 図1 図2 [0010] 隔離チューブ38Aおよび38Bは、プロセスフランジ47を通じて毛細管34Aおよび34Bに接続される。プロセスフランジ47は、典型的には、トランスミッタ12の基部44にボルト締めまたは他の方法において固定される。一実施形態では、フランジ47は、COPLANAR(商標)プロセスフランジを備える。フランジ47は、遠隔シールシステム15の毛細管34Aおよび34Bがそれぞれ接続される通路50Aおよび50Bを含む。毛細管34Aおよび34Bは、ねじ込みカプラのような任意の連結システムを含むことができるカプラ48Aおよび48Bを通じてフランジ47に接続される。プロセスフランジ47は、隔離チューブ38Aおよび38Bと、毛細管34Aおよび34Bとのそれぞれの接続を容易にする。遠隔シールシステム15の毛細管34Aおよび34B各々は、隔離チューブ38Aおよび38Bがトランスミッタ12の境界を越えて延びることを可能にする。隔離チューブ38Aおよび38Bによって、トランスミッタ12の外側に圧力センサ30を接触させることができる。] [0011] センサ30は、隔離チューブ38Aおよび38Bにおける第1の充填流体Aを通じて、上述したプロセス流体18の圧力の変化に応じた電気信号を生成するトランスデューサである。センサ30は、センサダイアフラム58、第1の電極板60Aおよび第2の電極板60Bを備えキャパシタンスに基づく差圧セルを備える。センサ30は、モジュール42内に配置される、隔離チューブ38Aおよび38B内の充填流体Aを通じて、基部44のダイアフラム52Aおよび52Bと流体連通する。隔離ダイアフラム52Aおよび52Bは、フランジ47の通路50Aおよび50B、並びに遠隔シールシステム15における毛細管34Aおよび34B内の充填流体Bを通じて、プロセス流体18(図1)と流体連通する。プロセス流体18は、容器16の上部により近い遠隔シール36Aの隔離ダイアフラム32Aに力を加える付随圧力P1を有する(図1)。プロセス流体18はまた、遠隔シール36Bの隔離ダイアフラム32Bに力を加える容器16の底部により近い付随圧力P2を有する(図1)。P1は、毛細管34A内の圧力が圧力P1と等しいように、隔離ダイアフラム32Aから毛細管34Aの第2の充填流体Bによってトランスミッタ12の隔離ダイアフラム52Aに伝達される。同様に、P2は、毛細管34B内の圧力が圧力P2と等しいように、隔離ダイアフラム32Bから毛細管34Bの第2の充填流体Bによってトランスミッタ12の隔離ダイアフラム52Bに伝達される。P1およびP2に付随する力は、隔離チューブ38Aおよび38B内の圧力がそれぞれ圧力P1およびP2に等しいように、隔離ダイアフラム52Aおよび52Bから第1の充填流体Aによってセンサダイアフラム58に伝達される。従って、差圧P1−P2が、充填流体Aによってセンサ30のセンサダイアフラム58の両側にわたって生成される。充填流体Aは、センサダイアフラム58を囲むようにセンサ30を占有し、センサダイアフラム58と電極板60Aおよび60Bとの間の空間を占有する。それ故、圧力センサ30のキャパシタンスは、充填流体Aの誘電率に直接的に関連する。充填流体Aは、工業用プロセス制御システムに適合性のある容量型圧力センサにこれまで用いられてきたものよりも高い誘電率を有する誘電性流体を含む。より詳細には、充填流体Aは、いくつかある利点のうち、センサ30のサイズを低減し、センサ30のキャパシタンスを増大させることが可能な、約2.2よりも実質的に高い誘電率を有する。] 図1 [0012] 一般的にセンサダイアフラム58は、ダイアフラム58に対向するように、センサ30の内部曲面に堆積された円形の金属コーティングを一般的に備える電極板60Aおよび60Bの間に配置される円形のステンレス鋼ディスクから成る。センサダイアフラム58は、電極板60Aと60Bとの間において曲がることが可能なように、その曲表面の外周の間に挟まれる。従って、センサ30は、幅および直径を有する概して円筒状のセンサを形成する2つの直列コンデンサとして配置される電気的に絶縁された3つの金属板を備える。ダイアフラム58と第1の電極板60Aとの間のキャパシタンス、およびダイアフラム58と第2の電極板60Bとの間のキャパシタンスは、充填流体AおよびBを通じて与えられる圧力P1およびP2の変化により、ダイアフラム58の屈曲が変化する時に変化する。ダイアフラム58と、電極板60Aまたは60Bのうちの一方との間のキャパシタンスは、他方が減少する時に増大する。圧力変化による各コンデンサにおけるキャパシタンスの変化は、トランスミッタ回路28により、圧力P1とP2との間の差圧の大きさの変化の指示として測定される。] [0013] 一般的に、コンデンサのキャパシタンスは、コンデンサを備える電極板に蓄えられたエネルギー量を示すものとなる。キャパシタンスCは、式(1)に示すように、電極板の面積Aおよび電極板の間の材料の誘電率εに比例し、電極板の間の距離Xに反比例する。] [0014] 容量型圧力センサにおいて、圧力センサにより生成される信号の出力強度は、コンデンサに蓄えられた電荷によって決定される。センサ30において、第1のコンデンサは、センサダイアフラム58と第1の電極板60Aとによって形成される。また、第2のコンデンサは、センサダイアフラム58と第2の電極板60Bとによって形成される。センサ30がトランスミッタ回路28および制御ループ22に使用されるのに十分に大きい信号を生成可能なように、第1および第2のコンデンサに蓄積された電荷は十分に大きい必要がある。通常、容量型圧力センサは、トランスミッタ回路28に用いられる、4〜20mAアナログ制御ループ等の制御ループと適合性のある出力を生成するために、約5μF〜約10μFのキャパシタンスを有する必要がある。同様に、誘電体の誘電率εは、選択された充填流体によって決定される。また、センサ30の幅および直径がさらに低減され得るように、第1および第2のコンデンサのサイズを低減することが望ましい。それ故、圧力センサの設計およびサイズは、製造技術における限界だけでなく、制御ループおよび充填流体に対する必要条件によって従来から制限されてきた。] [0015] 一般的に、充填流体の誘電率εは、充填流体に必要される機械的な性能要件により、小さい程度に制限されてきた。例えば、充填流体は、充填流体が効率的かつ正確に圧力を伝達できるように、実質的に非圧縮性でなければならない。例えば、センサ30において、充填流体Aの圧縮によって歪みが完全に吸収されることなく、充填流体Aは、非常に小さいダイアフラム52Aの歪みをセンサダイアフラム58に伝達することができなくてはならない。充填流体は、さらに、他のセンサ構成要素に反応することを防止するために、実質的に不活性である必要がある。例えば、センサ30において、充填流体Aは、センサダイアフラム58および電極板60Aと反応してはならない。これらの要求を満たす充填流体は、典型的には、米国ミシガン州ミッドランド所在の「Dow Corning Corporation」から市販されている「DC200(登録商標)」、「DC704(登録商標)」、または「Syltherm XLT(登録商標)シリコーン油」等のシリコーン油の油圧作動油から成る。しかしながら、他の類似した作動油も使用される。これらの油圧作動油は、約2.2〜約2.4の範囲における誘電率を有し、それ故、サイズを一般的な誘電材料圧力センサが縮小され得るサイズに制限する。] [0016] 任意の圧力センサにおける幅は、コンデンサの性能を妨げることなく隣接するコンデンサ板間の距離Xを低減させる能力によって制限される。電界効果により、電極板間の誘電体が分解し、電子が板間をジャンプすることによってコンデンサのキャパシタンスを破壊する前に、どれぐらい近くまで電極板を近接させられるかに関する実用上の限界がある。例えば、圧力センサ30の幅は、センサダイアフラム58と、第1の電極板60Aおよび第2の電極板60Bとの間の間隔に関連する。それ故、電極板60Aおよび60Bは、典型的には、コンデンサの性能を損なわずに実用上許容される範囲において、センサダイアフラム58に近接して配置される。圧力センサ30を含む容量型圧力センサのほとんどにおいて、距離Xは、典型的に、充填流体のキャパシタンスが分解するか、不安定になる前に、上位の圧力範囲において約0.001インチ(〜0.00254センチメートル)に低減され得る。] [0017] コンデンサ設計における限界により固定された距離Xと、充填流体の要件とに基づいて一般的に固定された誘電率εと共に、電極板の面積は、5μF〜約10μFのキャパシタンスを生成するように十分に大きい必要がある。式(1)に基づき、要求されるキャパシタンスに達するために、約0.4インチ(〜1センチメートル)またはより大きな直径を有する電極板が一般的に必要とされてきた。この結果、センサが約1.25インチ(〜3.175センチメートル)以上の直径となる。しかしながら、電極板の直径を大きくすることなく、キャパシタンスを増大させ、圧力センサのサイズを低減することが望まれる。本発明は、一般的に入手できる油圧作動油である、実質的に2.2よりも高い誘電率を有する充填流体を用いることによって、1.25インチ(〜3.175センチメートル)よりも短い直径を有し、センサに有効なキャパシタンスを有する容量型圧力センサを達成できる。一実施形態では、圧力センサ30は、約0.5インチ(〜1.27センチメートル)の直径を有する。より小さいサイズの圧力センサ30は、精密、かつ許容誤差の小さい、センサ30およびその構成要素の製造を可能にする近代的な製造プロセスを用いて達成される。] [0018] 図3は、図2の差圧トランスミッタ12内において使用される圧力センサ30およびモジュール42の一実施形態を示す斜視図である。圧力センサ30は、圧力トランスミッタ12のモジュール42内の基部44上に配置される。圧力センサ30は、隔離チューブ38A、隔離チューブ38B、センサダイアフラム58、第1の電極板60A、第2の電極板60B、セルの第1の二分割部62A、セルの第2の二分割部62B、第1の絶縁体64A、第2の絶縁体64B、第1のリード線66A、および第2のリード線66Bを含む。ケーブル46は、トランスミッタ12のハウジング40内のトランスミッタ回路28(図2)と、圧力センサ30のリード線66Aおよび66Bとを接続する。基部44は、フランジ47(図2)および遠隔シールシステム15(図1)と、センサ30の隔離チューブ38Aおよび38Bとを接続する。] 図1 図2 図3 [0019] モジュール42および基部44は、典型的には、単一部分として鋳造および機械加工され、モジュール42は、センサ30を保持するためのくり抜かれた空洞を主として備える。モジュール42および基部44は、ダイアフラム52Aおよび52Bが、隔離チューブ38Aおよび38Bを通じてセンサ30と伝達することを可能にするフレームワークを共に提供する。基部44は、トランスミッタ12がフランジ47または他の何らかのプロセス接続と接続できる穴68を含む。モジュール42は、トランスミッタ12のハウジング40と接続するためのネジ山70を含む。基部44は、隔離ダイアフラム52Aおよび52Bと共に、分離チャンバ72Aおよび72Bをそれぞれ形成するカウンターボアをさらに含む。分離チャンバ72Aおよび72Bは、それぞれ隔離チューブ38Aおよび38Bによって、基部44に提供される穴74Aおよび74Bに接続される。隔離チューブ38Aおよび38Bは、一般的に基部44並びにセルの二分割部62Aおよび62Bに溶接されたステンレス鋼配管の部分を備える。隔離チューブ38Aおよび38Bは、センサセル二分割部62Aおよび62B内の穴76Aおよび76Bにそれぞれ配置された、絶縁体64Aおよび64Bにそれぞれ接続される。絶縁体64Aおよび64Bは、その上に電極板60Aおよび電極板60Bがそれぞれ配置された、カップ形状の台を備える。セル二分割部62Aおよび62Bが、センサ30内の内部空洞78を形成するように組み立てられると、カップ形状の台は対合する。絶縁体64Aおよび64Bは、ガラスまたはセラミック等の任意の適切な絶縁体から成る。絶縁体64Aおよび64Bは、隔離チューブ38Aおよび38Bが、内部空洞78と分離チャンバ72Aおよび72Bとを接続するように、内部空洞78を通じて延びる穴を含む。センサダイアフラム58は、ダイアフラム58が電極板60Aおよび60Bに対向するように、内部空洞78内においてセル二分割部62Aと62Bとの間に配置される。ダイアフラム58並びに電極板60Aおよび60Bは、通常、耐食性材料から成る。電極60Aおよび60Bはそれぞれ、絶縁体64Aおよび64Bを通じて延びて、開口80Aおよび80Bにおいてセル二分割部62Aおよび62Bから外部に出て、それぞれリード線66Aおよび66Bに接続される。リード線66Aおよび66Bは、種々のセンサ電子機器84を含む回路基板82に接続される。回路基板82は、リボンケーブル46を通じて、ハウジング40内におけるトランスミッタ電子機器28に接続される。] [0020] センサダイアフラム58並びに電極板60Aおよび電極板60Bは、センサ30内に第1および第2のコンデンサを備えるように構成される。各コンデンサは、圧力P1およびP2がセンサダイアフラム58に作用するときに電気信号を生成する。圧力センサ30は、それ故、センサ30によって生成される誤差を低減するのに役立つ二重のキャパシタンス信号を生成する。上述したように、シリコーン油充填流体による好ましい使用に基づいて、一般的に、このようなセンサが約0.4インチ(〜1センチメートル)の直径の電極を有することが必要であった。それ故、トランスミッタ電子信号プロセス機能と適合性のある十分に大きいキャパシタンスを生成するために十分なサイズがコンデンサ電極に要求される場合には、一般的には、より小さいセンサモジュールを製造できなかった。偶然にも、従来から利用可能な製造プロセスは、より小さいセンサを製造するために、高精度の、十分に小さい許容誤差で、センサセル、絶縁体、および電極を一般的に製造できなかった。例えば、内部空洞78の深さ(例えば、絶縁体64Aの縁と絶縁体64Aの底との間の距離)は、利用できる研削技術に基づいて、約0.0035インチ(〜0.00889センチメートル)に制限された。同様に、電極の厚みは、利用できる堆積技術に基づいて、約2000オングストローム(〜0.0002mm)に制限された。このように、一般的なセンサは上述の寸法を有するようにセンサ技術は固定されていたので、より小さいセンサの製造不可能であった。本発明は、改善された誘電特性を有し、かつ約0.04インチ(〜0.1センチメートル)よりも小さい直径を有する電極により約1.25インチ(〜3.175センチメートル)よりも小さい直径を有するセンサを達成するために、現在の製造技術の機能と、高い誘電性を有する充填流体の利用とを組み合わせる。本発明の一実施形態において、センサ30は、約0.1インチ(〜0.254センチメートル)の直径を有する電極板60Aおよび60Bを含む、約0.5インチ(〜1.27センチメートル)の直径を有する。] [0021] 一実施形態において、充填流体Aは、約18.3の誘電率を有するイソプロピルアルコールを備える。別の実施形態において、充填流体Aは、約20.7の誘電率を有するアセトンを備える。さらに別の実施形態において、充填流体Aは、約47の誘電率を有するグリセリンを備える。別の実施形態において、充填流体Aは、約37の誘電率を有するエチレングリコールを備える。これらの液体添加物は、実質的に2.2よりも高い誘電率を有しており、一般的なシリコーン油の油圧作動油から入手可能である。詳細には、これらの高誘電率液体添加物は、市販の油圧作動油から利用できるものよりも、約9倍またはそれ以上の高い誘電率を有する。充填流体Aは、これらの高誘電率液体を最大100パーセント含んで構成されてもよい。具体的に記載されない他の高誘電率液体は、本発明の他の実施形態において用いられ得る。] [0022] 他の実施形態において、充填流体Aは、高誘電率液体添加物の溶液および一般的な市販の油圧作動油を含んで構成される。混合用の相溶性のある油圧作動油は、上述した、Dow Corning Corporationから市販されているDC200(登録商標)、DC704(登録商標)、またはSyltherm XLT(登録商標)のシリコーン油を含む。しかしながら、他の油圧作動油も用いられ得る。上述した液体添加物および油圧作動油は、各流体の利点をより良く得るために、各液体を0〜100パーセント含むように溶液に混合することが可能である。例えば、イソプロピルアルコールのような液体添加物のキャパシタンスが増加される一方で、DC200の不活性がいくらか維持されることが望まれる。別の実施形態において、充填流体Aは、約200の誘電率を有するクエン酸を最大20パーセント含む。液体添加物および油圧作動油の溶液は、均質かつ混和性を有する混合物を形成するために互いに混合される。液体添加物は、それ故、油圧作動油と液体添加物との容積配分に比例する量により充填流体の溶液の全体の特性に寄与することになる。例えば、50体積パーセントの液体添加物と50体積パーセントの油圧作動油とを有する充填流体は、油圧作動油および液体添加物の電気的および機械的特性の平均である電気的および機械的特性(例えば、誘電率および粘性)を有する。これは、約25パーセントの濃度レベルにおいて飽和し、そして約1パーセント〜5パーセントの濃度レベルにおいてのみ懸濁状態に維持される特性のあるナノ粒子のような、他の固体の充填流体添加物よりも有利である。ナノ粒子は、約3.5〜約7.0の範囲における誘電率を有する。例えば、セラミックアルミナのナノ粒子は、約4.5の誘電率を有し、酸化アルミニウムのナノ粒子は、約7.0の誘電率を有し、カーボンベースのナノ粒子は、約3.5の誘電率を有する。液体添加物は、しかしながら、時間が経過しても分離することはなく溶液内において維持される。さらに、固体の微粒子の添加物は、液体添加物ほどには充填流体の多くの物理的特性に影響を与えることができない。例えば、液体添加物は構成される油圧作動油の粘性に影響を与えるが、固体の添加物は影響を与えない。] [0023] 上述のように特定された高誘電率材料および他の材料は、本発明の油圧システムにおける使用に適合性のある物理的特性を有する。詳細には、液体添加物は、隔離チューブ38Aおよび38Bが適切に動作するのに十分な不活性、粘性、および圧縮率を有する。液体添加物は、隔離チューブ38Aおよび38B、センサダイアフラム58、電極板60Aおよび60B、並びに絶縁体64Aおよび64Bと反応しないように、適度に不活性である。これらの材料は、それらが充填流体Aおよび液体添加物との接触に耐性を有するように、ステンレス鋼およびガラスのような高い耐食性材料を含んで構成される。液体添加物はさらに、それらが隔離ダイアフラム52Aおよび52Bからセンサダイアフラム58に圧力を伝達できるような適度な非圧縮性をも有する。通常の圧力センサおよび圧力トランスミッタは、何千psiもの上昇する圧力に達するプロセス流体を含む工業用プロセス制御システムにおいて作動する。このような大きな圧力は、シリコーン油の油圧作動油等の一般的な充填流体に、小さいが許容範囲内の圧縮を引き起こす。このような圧縮は、空気および水が充填流体に混合することを防止するのに役立つ、圧力センサおよびプロセストランスミッタの充填流体のラインにおける真空密封によって軽減される。本発明における液体添加物は、一般的な充填流体と同様の圧縮レベルに耐性がある。それ故、液体添加物が大幅には圧縮されないため、隔離ダイアフラム52Aの歪みは充填流体Aに吸収される。これにより、センサダイアフラム58は歪みを残さない。それ故、センサ30およびトランスミッタ回路28における適切な較正と共に、本発明の液体添加物における圧縮率により適切な油圧作動油が提供される。液体添加物は、隔離チューブ38Aおよび38B並びにセンサダイアフラム58と共に使用されるのに適切な粘性をも有する。液体添加物は、シリコーン油の油圧作動油よりも小さい粘性を有する。しかしながら、この粘性は、センサ30からノイズを除去するため、ダイアフラム58に必要とされる振動減衰を充填流体Aが提供するのには十分に大きい。低減された粘性は、下記に記述するように、センサ30の応答時間を長くする。液体添加物は、高温および低温の温度限界(すなわち、凝固点および沸点)を拡大する、などのような、充填流体Aの他の物理的特性に影響を与えるために用いられ得る。特定された液体添加物の一部は、遠隔シールシステム15のような遠隔シールシステム用の油圧作動油として使用されてきたことに留意されたい。しかしながら、遠隔シールシステムにおいて充填流体は圧力センサまたはセンサダイアフラムに接触しない。それ故、本発明を達成する方法において、圧力トランスミッタおよび圧力センサの動作に影響を与えない。] [0024] それ故、設計の観点から、圧力センサ30および充填流体Aの作動特性を低減させることなく、キャパシタンスおよび圧力センサ30の出力の信号強度を維持しながら、センサ30を形成する電極板60Aおよび60Bのサイズは低減され得る。充填流体Aが上述した誘電性が改善された流体を含んで構成される場合には、センサ30のキャパシタンスは一般的な5μF〜約10μFを越えて大きくなる。従って、高誘電率液体は、より大きな出力信号を生成する標準の1.25インチの直径を有する圧力センサに用いられ得る。しかしながら、一般的に5μF〜約10μFのキャパシタンスを有するセンサ信号を生成することのみが必要となるため、センサ30のサイズおよび直径は、現在の製造技術を用いて低減され得る。例えば、現在の研削技術は、絶縁体64Aおよび64Bが0.0035インチ(〜0.00889センチメートル)よりもはるかに小さい深さを有することを可能にする。同様に、現在の堆積技術は、電極板60Aおよび電極板60Bが2000オングストローム(〜0.0002mm)よりも薄い層で絶縁体64Aおよび64B上に精度良く堆積されることを可能にする。油圧作動油を液体添加物で完全に置き換えること、または油圧作動油に任意の濃度で液体添加物を混合することが可能であるという構成上の柔軟性は、サイズ低減以上の利点を圧力センサ30に提供する。] [0025] センサ30の直径、並びにセル二分割部62Aおよび62Bの直径を低減することによって、トランスミッタ12および圧力センサ30におけるライン圧力の増大を可能にする。セル二分割部62Aおよび62Bは、一般的に内部空洞78がそれらの間に形成されるように、接合部86においてそれらの縁の周囲を共に溶接される。内部空洞78は、隔離ダイアフラム52Aおよび52Bにおいて受容されたそれぞれの圧力P1およびP2に基づいて加圧された充填流体Aを受容する。それ故、内部空洞78は、セル二分割部62Aおよび62B並びに接合部86における外向きの力を引き起こすように加圧される。圧力によって生じる力Fは、式(2)に示すように、圧力Pに、これが対抗する面積Aをかけたものの大きさによって決定される。 F=PA (2)] [0026] それ故、セル二分割部62Aおよび62Bに作用する力は、圧力P1およびP2の大きさ、並びにセル二分割部62Aおよび62Bの面積によって決定される。例えば、セル二分割部62Aに作用する力は、これに対して圧力P1が作用するセル二分割部62Aの内側の面積に圧力P1をかけたものに相当する。圧力P1は、例えば、容器16(図1)内の圧力P1によって最終的に決定される、隔離ダイアフラム52Aが接続するラインの圧力によって決定される。接合部86が耐え得る最大力Fは、溶接された接合部の強度に応じる。それ故、所与の溶接部において、より直径が小さいセル二分割部は、より大きいライン圧力に耐え得る。従来の1.25インチの直径の圧力センサは、一般的に約12000psi(〜82.8メガパスカル)の最大ライン圧力を有する。本発明によると、油圧作動油内の高誘電率液体添加物の含有、および関連するセンサ直径の低減により、圧力センサ30は、12000psiよりも大きいライン圧力に接続可能である。ライン圧力が、この限度の最大約3倍まで増大されることも企図される。] 図1 [0027] 本発明のセンサ30は、さらに、従来の容量型圧力センサよりも早い応答時間を達成する。本発明の誘電性が改善された充填流体が圧力センサ30の直径を低減すると、内部空洞78内の充填流体Aの体積が比例して減少する。それ故、さらに、例えば隔離ダイアフラム52Aとセンサダイアフラム58との間の充填流体A全体の体積は減少する。それ故、隔離ダイアフラム52Aおよびセンサダイアフラム58は、圧力P1の変化に応じて移動させる必要がある充填流体Aの量がより少ない。圧力P1の変化は、それ故、隔離ダイアフラム52Aからセンサダイアフラム58により迅速に伝達される。] [0028] センサ30に要求される、充填流体Aの低減した体積と相互に関連する他の利点は、センサダイアフラム58だけではなく、隔離ダイアフラム52Aおよび52Bのサイズの低減である。センサ30および内部空洞78のサイズの低減は、上述したように、移動する必要がある充填流体Aの量を減少するため、電極板60Aおよび60B並びにセンサダイアフラム58のサイズを本質的に低減させる。移動する必要がある充填流体Aがより少ないため、充填流体Aを移動するためのセンサダイアフラム58並びに隔離ダイアフラム60Aおよび60Bの容積も、低減され得る。詳細には、センサ40の動作に関係しない、隔離ダイアフラム60Aおよび60Bの直径が低減され得る。一般的に、隔離ダイアフラムはより堅くないことが必要なので、1つの隔離ダイアフラムの直径は、センサダイアフラムよりも多少大きいことが要求される。例えば、上述したように、内部空洞78が各セル二分割部62Aおよび62B内に延びる深さは、約0.0035インチ(〜0.00889センチメートル)である。従って、例えば、電極板60Aとセンサダイアフラム58との間の間隔は非常に小さい。従って、センサダイアフラム58は、少量の充填流体Aの移動のみを必要とする。隔離ダイアフラム52Aは、センサダイアフラム58に要求される歪みを生じさせるために、多量の充填流体Aを移動する必要がある。しかしながら、センサ30およびセンサダイアフラム58の規模が縮小されると、隔離ダイアフラム52Aおよび52Bの規模も縮小する。] [0029] センサ30の構成要素のサイズの低減はそれ自体が利点となる。例えば、標準1.25インチの直径を有するセンサのサイズは約40パーセントに低減すると、センサ30の直径は約0.5インチになる。このサイズの低減は、センサ30およびトランスミッタ12のコストを低減する対応効果がある。例えば、電極板60Aおよび60Bにおけるサイズの低減は、セル二分割部62Aおよび62B、センサダイアフラム58、絶縁体64Aおよび64B、並びに隔離ダイアフラム52Aおよび52Bのサイズの低減をもたらす。モジュール42、基部44、並びに隔離チューブ38Aおよび38Bのサイズは、それに応じて低減され得る。それ故、センサ30およびトランスミッタ12を生成するために必要となる材料がより少なくなる。センサ30およびトランスミッタ12は、高い強度および耐食性を有する高級な材料により一般的に生成される。これらの特性を満たすハステロイまたはモネル等の材料は、特別に高価である。それ故、トランスミッタ12、センサ30、またはそれらの構成要素におけるあらゆるサイズの低減は、著しい費用節約をもたらす。] [0030] センサ30およびそれに関連する構成要素のサイズの低減により、さらに、トランスミッタ12の設計における自由度が大きくなる利点もある。上述したように、モジュール42および基部44のサイズは、センサ30を小さくした結果として低減され得る。センサ30のサイズが低減されたことにより、単一のトランスミッタハウジング内への複数のセンサの含有がより容易になる。詳細には、モジュール42および基部44のサイズは、一般的な1.25インチの直径を有するセンサと共に使用されるのに要求される標準サイズに維持することが可能で、節約された空間は、モジュール42内に追加のセンサ30を取り付けるのに使用されてもよい。例えば、一実施形態において、トランスミッタ12は、隔離ダイアフラム52Aおよび52B等のただ2つの隔離ダイアフラムを含むことができるが、各々異なる圧力センサに接続される2つの隔離チューブに接続される分離チャンバ72Aおよび72Bを有することができる。一方のセンサが低圧を読み取るために構成され、他方のセンサが高圧を読み取るために構成され得る。従って、トランスミッタが使用される全体的な圧力範囲を拡大することができる。] [0031] 好ましい実施形態を参照して本発明は記述されたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形式および詳細な変更がなされることが当業者によって理解される。]
权利要求:
請求項1 キャパシタンスに基づく圧力センサであって、ハウジングであって、前記ハウジング内の内部空洞、および、前記ハウジング外側から前記内部空洞まで延びる通路を備える、ハウジングと、前記内部空洞内に配置されるセンサダイアフラムと、前記内部空洞内において、前記センサダイアフラムと対向して配置される電極と、前記電極と前記センサダイアフラムとの間におけるキャパシタンスを調節するために、前記通路からの圧力を前記センサダイアフラムに伝達するように、前記内部空洞を占有する充填流体と、を備え、前記充填流体が、約3.5よりも高い誘電率を有する、圧力センサ。 請求項2 前記電極の直径が、約1センチメートル(〜0.4インチ)よりも小さい、請求項1に記載の圧力トランスミッタ。 請求項3 前記電極の直径が、約0.254センチメートル(〜0.1インチ)である、請求項2に記載の圧力トランスミッタ。 請求項4 前記センサダイアフラムと前記電極との間における前記キャパシタンスの容量が、約5〜約10ピコファラッドである、請求項1に記載の圧力トランスミッタ。 請求項5 前記充填流体が、イソプロピルアルコール、アセトン、エチレングリコール、およびグリセリンから成る群から選択される、請求項1に記載の圧力センサ。 請求項6 前記充填流体が、油圧作動油と液体添加物との混合物を含む、請求項1に記載の圧力センサ。 請求項7 前記液体添加物が、約10〜約20パーセントのクエン酸から成る、請求項6に記載の圧力センサ。 請求項8 前記液体添加物が、イソプロピルアルコール、アセトン、エチレングリコール、およびグリセリンから成る群から選択される、請求項6に記載の圧力センサ。 請求項9 前記油圧作動油および前記液体添加物が、少なくとも部分的に混和性を有する、請求項8に記載の圧力センサ。 請求項10 前記液体添加物が、最大約50パーセントの前記充填流体を含む、請求項9に記載の圧力センサ。 請求項11 前記油圧作動油および前記液体添加物が、均一混合物を含む、請求項8に記載の圧力センサ。 請求項12 前記油圧作動油が、シリコーンベース油から構成される、請求項11に記載の圧力トランスミッタ。 請求項13 前記液体添加物が、前記充填流体の粘性を低減する、請求項6に記載の圧力センサ。 請求項14 前記充填流体が、約18またはそれよりも高い誘電率を有する、請求項1に記載の圧力センサ。 請求項15 内部空洞、前記内部空洞を第1および第2のチャンバに分割するように、前記内部空洞内に配置されたセンサダイアフラム、前記センサダイアフラムに対向する、前記第1のチャンバ内における第1の内部表面、および、前記センサダイアフラムに対向する、前記第2のチャンバ内における第2の内部表面を備える、セル本体部と、前記センサダイアフラムと共に第1のコンデンサを形成するように、前記第1の内部表面上に配置される第1の電極と、前記センサダイアフラムと共に第2のコンデンサを形成するように、前記第2の内部表面上に配置される第2の電極と、前記センサダイアフラムの位置の調節、並びに前記第1および第2のコンデンサの前記キャパシタンスの変化のために、圧力を受容するように適合される、前記第1および第2のチャンバ内に配置される充填流体と、を備える、圧力センサであって、前記充填流体が、約3.5よりも高い誘電率を有する、圧力センサ。 請求項16 前記第1の電極から前記セル本体部の外側まで延びる第1のリード線と、前記第2の電極から前記セル本体部の外側まで延びる第2のリード線と、前記第1の内部表面を備えるように、前記第1のチャンバ内に配置される第1の絶縁体と、前記第2の内部表面を備えるように、前記第2のチャンバ内に配置される第2の絶縁体と、前記第1のチャンバに接続される第1の端部、および前記セル本体部の前記外側に開かれる第2の端部を有する第1の隔離チューブと、前記第2のチャンバに接続される第1の端部、および前記セル本体部の前記外側に開かれる第2の端部を有する第2の隔離チューブと、をさらに備え、前記充填流体が、前記第1の隔離チューブおよび前記第2の隔離チューブ内に配置される、請求項15に記載の圧力センサ。 請求項17 前記充填流体が、イソプロピルアルコール、アセトン、エチレングリコール、およびグリセリンから成る群から選択される、請求項15に記載の圧力センサ。 請求項18 前記充填流体が、油圧作動油および液体添加物の溶液を含み、前記溶液が、少なくとも部分的に混和性を有する、請求項15に記載の圧力センサ。 請求項19 前記液体添加物が、イソプロピルアルコール、アセトン、エチレングリコール、およびグリセリンから成る群から選択され、前記油圧作動油が、シリコーン油から構成される、請求項18に記載の圧力センサ。 請求項20 前記液体添加物が、前記充填流体の粘性を低減する、請求項15に記載の圧力センサ。 請求項21 前記第1および第2の電極の直径が、約1センチメートル(〜0.4インチ)よりも小さく、前記第1および第2のコンデンサのキャパシタンスが、約5〜約10ピコファラッドである、請求項15に記載の圧力センサ。 請求項22 プロセス流体圧力を測定する圧力トランスミッタであって、トランスミッタハウジングと、前記ハウジング内に配置されており、約3.175センチメートル(〜1.25インチ)よりも小さい直径を有するセル本体部を備えており、約5〜約10ピコファラッドの範囲におけるキャパシタンスを有しており、前記プロセス流体圧力を感知するキャパシタンスに基づく圧力センサと、前記トランスミッタハウジングの外側に配置される隔離ダイアフラム、および、前記圧力センサから前記隔離ダイアフラムまで延びる隔離チューブ、を備える、油圧中継システムと、前記油圧中継システム内に位置決めされており、イソプロピルアルコール、アセトン、エチレングリコール、およびグリセリンから成る群から選択される、高誘電率液体流体を備える、圧力センサ充填流体と、前記ハウジング内に配置されており、前記圧力センサからの圧力信号を受信および調節するように構成される、トランスミッタ電子機器と、を備える、圧力トランスミッタ。 請求項23 前記圧力センサのライン容量が、約12000psi(〜82.7メガパスカル)である、請求項22に記載の圧力トランスミッタ。 請求項24 前記充填流体が、約3.5よりも高い誘電率を有する、請求項22に記載の圧力トランスミッタ。 請求項25 前記充填流体が、前記プロセス流体圧力の変化を、前記センサに伝達するための油圧作動油をさらに備える、請求項22に記載の圧力トランスミッタ。 請求項26 前記液体流体が、前記油圧作動油よりも高い誘電率を有する、請求項25に記載の圧力トランスミッタ。 請求項27 前記セル本体部が、約1.27センチメートル(〜0.5インチ)の直径を有する、請求項22に記載の圧力トランスミッタ。
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引用文献:
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